日本代表の躍進、なでしこジャパンのW杯優勝など日本のサッカー文化・レベルは急速に高まりました。
子供達が、サッカーに夢中になり、「将来はJリーガー」「将来は日本代表」といった夢を持つことは子供達の頑張る気持ち(精神力)などを養いサッカーの影響力・すばらしさを感じます。
しかし、一方で勝つことに執着しすぎたり、親やまわりの過度の期待・環境の整備などは、子供にとって大きなプレッシャーとして圧し掛かり、せっかくの将来の卵を潰しかねません。
まずは、「純粋に楽しい」「サッカーが好きだ」という気持ちを大切に、子供達の可能性をひきだすこと、夢中に取り組む心を育てることが、世界で通用するようなプレイヤーの創出の第一歩だと考えます。
パルピターレでは、子供達の笑顔づくり、元気づくりをモットーに、良い顔つきをしているか、輝いた目をしているかといった、心づくりを第一に考えます。
そして、夢中に取組むことで、「もっと上手くなりたい」「こんなプレーが出来るようになりたい」「もっと上にいきたい」といった向上心が芽生え、その向上心に応えるためのサッカーに必要な要素(技術)を伝える、気付かせるのが我々の役割だと考えています。
一方、現実として、サッカーを続けてもほとんどの子供達は、将来、厳しい社会で生き抜いていかなければなりません。
いちファンとして、サッカー愛好者としてプレーし続け、日本サッカーを支援してもらう一人になってもらわなければなりません。
従って、若年代のサッカー環境は指導者によって大きく左右され、将来の人間形成に大きな影響を及ぼす重要なものであります。
夢を追いながらも最終的に叶わなかった時、人間的にも社会的にもリーダーシップ(影響力)のとれる人間、存在感のある人間になれるような指導も含んでいなければなりません。
私は、サッカーマンの育成と同時に、何にでも適用できるような人材(頑張れる人間)を育てることが大事だと考えています。
従って、サッカーでの経験、社会での経験を活かし、スタッフの質、練習メニューの質など質を追求し展開したいと考えています。
もちろん、子供達の「サッカーが上手くなりたい」「将来活躍したい」の思いに応えるため、パルピターレ指導システムを確立し、「心づくり」~「個の育成」にスポットをあて、「パルピターレには面白い選手が多い」と言われるような指導を展開したいと考えています。
また、チーム活動においては、個々の高い技術力をベースに多彩な攻撃力を展開しアグレッシブに得点を奪えるサッカーを展開することで、やっている者、見ている者が驚くサッカーを追求したいと考えています。
そして、将来、パルピターレで指導を受けた子供たちが、「今の自分があるのは、あそこのおかげだよ。」と言われるようなスクール・チームにしたいと考えています。
皆様、パルピターレで思う存分サッカーの醍醐味を味わってみて下さい。
代表 兼 監督 栗田 大輔